Toggl Trackのアイドル検知機能
Toggl Track のデスクトップアプリでは、キーボードやマウスの操作が一定時間行われない状態を「アイドル」と判定する。
この状態が続くと、作業が実質的に止まっているとみなし、タイマーの停止忘れを防ぐための処理を設定ができる。
1. アイドル時間の通知
指定した時間(例:10分)以上アイドル状態が続くと通知を行う。通知は「いま作業していない可能性がある」という注意喚起であり、その後の処理(停止・分割・無視)はユーザーの設定によって変わる。
2. アイドル発生時の自動処理
2.1 トリガー
On sleep
PC がスリープに入った際のタイマー処理を決める項目。
多くの場合「stop running time entry」が選ばれる。
On shutdown
シャットダウン時にタイマーをどう扱うかを決める。
スリープと同様、停止を選択することで誤記録を防ぎやすい。
On inactivity detected
この項目は、設定したアイドル時間を超えた「その瞬間」に実行する処理を指定する。
内容はアイドル発生時の処理と同じ三つの選択肢(do nothing / start tracking idle time / stop running time entry)で構成される。
2.2 処理内容
do nothing
通知が来てもタイムエントリーを変更しない。
記録の扱いをすべて手動で調整したい場合に使われる。
stop running time entry
現在のタイムエントリーを、アイドル発生時点で自動停止する。
誤って長時間記録が続くのを避けるための最も一般的な設定。
start tracking idle time
アイドル時間を別枠のタイムエントリーとして記録する。
離席時間や作業外の時間を明確に残したい場合に利用される。